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みんなの日本語 初級 第8課 まとめ その2

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くまてつ@日本語教師です。

ではみんなの日本語 初級 第8課の解説の後半戦に入りたいと思います。

残っている項目は

  • 〜が、〜
  • Nはどうですか
  • N1はどんなN2ですか の3項目です。

ではそれぞれ解説していきます。

「〜が、〜」の「が」は逆接の「が」

「〜はどうですか」の質問に答える形で使うのが、逆接の「が」

まずは例文で確認してみましょう。

A:日本の地下鉄はどうですか。

B:便利ですが、高いです。

Bさんは日本の地下鉄に2種類の感想を持っています。

1つは「便利」もう一つは「高い」です。

「便利」は好意的な評価ですが、「高い」は消極的な評価ですので、この2つは逆接の関係にあると言えます。

その場合「〜が、〜」の形で表現します。

もし順接の関係であるなら、どうでしょう?

A:日本の地下鉄はどうですか。

B:便利です。そして安いです。

このように「便利」「安い」と好意的な評価が続く場合には「そして」を使って2つの分をつなぐことにより、順接の関係を示すことができます。

しかし注意が必要です。

逆接でも順接でも構わない組み合わせもある。

A:日本のレストランはどうですか。

B:安いです。そしておいしいです。

「安い」と「おいしい」は共に好意的な評価ですから「そして」でつなぐことができます。

しかし次のような会話も成り立ちます。

A:日本のレストランはどうですか。

C:安いですが、おいしいです。

Cさんも「安い」と「おいしい」という好意的な2つの評価を言っています。

でも逆接の「が」を使って2つの文を接続しました。

これは「安い」お店は「美味しいはずがない」と思っていたのに、「美味しかった」と言っているためです。

ですから、ただ単に2つの評価が同じ方向性を持っているというだけの理由では、順接で繋がるとは言えないわけです。

気をつけておきたいですね。

同じ用法で「前置き」を示すこともできる

実は「〜が、〜」の文型を使って、まったく別の意味を伝えることができます。

すいません、ちょっとお尋ねしますが、地下鉄の駅はどこですか。

明日は都合が悪いんですが、明後日にしてもらえませんか。

印鑑を持っていないんですが、大丈夫でしょうか。

このように「〜が、〜」の文であっても逆接の意味を持たない場合もあります。

すべて相手に何かを尋ねたり、依頼する場合に状況を説明したり、前置きを述べたりする用法です。

みんなの日本語の初級で学習する内容ですが、第8課ではまだ勉強しませんので、うっかり例文を言ったりしないようにしないといけませんね。

「Nはどうですか」は相手の感想を尋ねる文

「N1はどんなN2ですか」と混同しないように注意

「Nはどうですか」は相手に感想を尋ねる文です。

ですから質問した人がNについて知っていても知らなくても関係はありません。

A:日本はどうでしたか。

B:はい、とても静かでした。そしてきれいでした。

このように単に相手の感想を尋ねる際に使えます。

また「どうでしたか」の質問に答えるときには上述の「〜が、〜」の形も使えます。

A:日本はどうでしたか?

C:静かでしたが、すこし物足りなかったです。

あくまでも相手の感想を尋ねる時に使うのが「どうでしたか」であることに注意しましょう。

「N1はどんなN2ですか」は相手に情報や説明を求める文

自分の知らないことを尋ねる際に使うことができる

では早速例文で考えてみましょう。

A:実家はどちらですか。

B:恵州です。

A:恵州ですか?どんな町ですか?

B:恵州は海が近くて、きれいな町です。

質問した人は「恵州」という場所について知りませんでした。

それでさらに情報を得たいと思って「恵州はどんな町ですか」と質問したわけです。

「どんな」の後にはN1をくくることができる名詞N2が来ます。

例えば・・・

カローラはどんな車ですか。

中国はどんな国ですか。

コーラはどんな飲み物ですか。

このように、カローラは車というジャンル、中国は国というジャンル、コーラは飲み物というジャンルに属していますから、それぞれ「どんな」という言葉を使って尋ねることにより具体的な説明を求めることができるわけです。

実はこれ、中国語でも同様の語順で尋ねれば同じ意味になりますか、難しくはありません。

どんどん例文を作ってもらって練習してもらいましょう。

第8課の特徴:形容詞は8課からスタート

イ形容詞とナ形容詞の区別は明確に!

2種類の形容詞があること、そしてそれぞれが述語に来た場合に活用の仕方が異なることをしっかりと理解できるように繰り返し教えたいです。

ここで混乱すると、すでに勉強した名詞文や動詞文も怪しくなってきますので、それぞれ違う構成を持っていることを教え込み、すらすらと肯定と否定文を言えるように繰り返し練習しましょう。

くまてつでした。

  • この記事を書いた人

くまてつ先生

中日・英日翻訳者。中国語母語者にマンツーマンで日本語を教えています。教えた生徒はすでに40人以上。ほとんどが日本へ留学しています。また日本語教師向けのセミナーを毎月2回開催しています。

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