みんなの日本語 みんなの日本語 初級 1-25

みんなの日本語 初級 第25課 まとめ

更新日:

くまてつ@日本語教師です。

みんなの日本語初級1の最後の課が25課です。

ここでは仮定条件と確定条件、そして逆接の仮定条件について勉強します。

仮定条件と確定条件の違いがわかりにくいので、意味の違いがわかるようにしっかり教えるようにしましょう。

みんなの日本語 第25課の内容

仮定条件「普通形 過去形+ら、〜」「如果・・・・・・的话」

仮定条件とは、話している時点ではわからないことを想定することです。

例えば次の例文を考えてください。

休みがもらえたら、旅行へ行きます。
休みがもらえなかったら、旅行へ行けません。

前半の「休みがもらえたら」「休みがもらえなかったら」が仮定条件です。

話している時点で、休みがもらえるかどうかはわかりませんが、もし休みがもらえたらしたいと思っていることを後半で述べているわけです。

Vた形とVなかった形(Vない形の過去形)は間違えやすいので、「動詞文の普通過去形」をしっかり復習しておきましょう。

教案でも説明しますが、前半部分を作っておいて、後半を作文する。もしくは後半部分を作っておいて、前半を作文してもらうという方法で練習すると盛り上がります。

一億円あったら、
お金がなかったら、
日曜日 雨が降ったら、
明日 天気だったら、

こんな感じですね。

確定条件「Vた形+ら、〜」「如果・・・・・・了,就・・・・・・」

確定条件とは、ある状況もしくは出来事が生じたら、その後なにをするかを述べる文型です。

仮定条件はただの想定ですが、確定条件は自分の明確な予定を述べる文型なので文末つまり述語は現在形になります。

誤)昼ご飯を食べたら、出かけました。
正)昼ご飯を食べたら、出かけます。

もちろん述語に現在否定形を用いる場合もあります。

正)薬を飲んだら、お酒の飲んではいけません。

確定条件の練習方法も仮定条件と同じで、前半部分を作っておいて、後半を作文する。もしくは後半部分を作っておいて、前半を作文してもらうという方法で練習すると盛り上がります。

授業が終わったら、
日本へ行ったら、
大学を卒業したら、
夏休みになったら、

思いがけない答えが出るので面白いですよ。

「確定条件」と「仮定条件」の違いについて(〜たら の用法)

「普通過去形(動詞文)+ら、〜」と「Vた形+ら、〜」の形は一緒

ですから実は明確に区別する必要はありません。

でも違いを見分けたいのならどうすればいいでしょうか?

雨が降ったら、キャンプには行きません。(仮定条件)
昼ご飯を食べたら、キャンプに出かけます。(確定条件)

例文の通り、動詞文の場合、仮定条件と確定条件は見た目が一緒です。

行間を読むなんて日本語母語者でも難しいので、生徒にはいえません。

例文の場合、わたしたちはすぐにどちらが仮定条件でどちらが確定条件かわかります。

では生徒はどうすれば「確定条件」と「仮定条件」を見分けることができるでしょうか?

答えは「たら」を「ば」に入れ替えることができるかで確認するです。

正)雨が降れば、キャンプには行きません。(仮定条件)
誤)昼ご飯を食べれば、キャンプに出かけます。(確定条件)

このように「ば」に入れ替えると変になってしまうのが確定条件です。

「〜たら、〜」の文は後半に意志・希望・命令・依頼などを用いることができる

木村さんに会ったら、よろしくお伝えください。
高校生になったら、自転車旅行へ行く。
日本に行ったら、富士山に行きなさい。

このように後半に話し手の意志や希望、命令、依頼などを使うことができます。

逆接の仮定条件「即使・・・・・・也・・・・・・」

名詞文、形容詞文、動詞文それぞれにパターンがありますので、表にまとめておきます。

文型 変形 例文
動詞文 Vて形+も、〜 雨が降っても、出かけます。
イ形容詞文 イ形容詞()くても、〜 高くても、買います。
ナ形容詞文 ナ形容詞+でも、〜 便利でも、車は使いません。
名詞文 Nでも、〜 休みの日でも、早く起きます。

理想的ではない状況が生じる、もしくは理想的な状況が生じない場合に、取る行動を説明します。

最初に勉強した仮定条件の逆接パターンですので、例文をセットにして勉強すると良いと思います。

休みがもらえても、旅行へ行きません。

普通、休みがもらえたら出かけそうなものですが、そうしないと言うところが逆接となるわけです。

次のような例文を使って練習してみましょう。

一億円あっても、
日曜日 雨が降っても、
お金がなくても、
便利でも、
休みの日でも、

教科書の例文の前半部分を使って、練習し、その後教科書で内容を確認するのも良い方法ですよ。

もし

仮定条件、確定条件の文に「もし」をつけると仮定の意味が強くなります。

一億円あったら、世界旅行へ行きたいです。
もし一億円あったら、世界旅行へ行きたいです。

一億円あっても、世界旅行へ行きません。
もし一億円あっても、世界旅行へいきません。

さほど、違いは感じませんがより仮定の意味を強めたいと思うのなら「もし」を使うと覚えておけば良いでしょう。中国語の「如果」と同じですね。

助詞の「が」の用法

「が」と「は」の使い分けは難しいですが、ルールで覚えておけばコミュニケーションは問題ありません。

第25課で勉強している「条件」部分に来る主語はすべて「が」を使います。

雨が降ったら、家にいます。
雨が降っても、出かけます。

このように、雨の後ろはすべて「が」となります。

みんなの日本語で取り上げている例文はすばらしいと思いますので、ご紹介します。

友達が来るまえに、部屋を掃除します。(18課)

妻が病気のとき、会社を休みます。(23課)

友達が約束の時間に来なかったら、どうしますか。(第25課)

このように、条件を示す句のなかの主語は助詞の「が」を伴います。

みんなの日本語 初級 第25課 の注意点

それぞれの文型の変形を練習しましょう。

もし雨が降ったら、何をしますか。雨が降ったら、一緒に映画を見に行きましょう。

このような例文を準備して、練習するのを忘れないようにしましょう。

また、似ていても意味が違う文型も増えてきており、使い分けが難しく感じる生徒も多いです。

会話の部分などを繰り返し読み、どのような場合に、どう使うのが良いのかを理解できるように助けていきましょう。

くまてつでした。

  • この記事を書いた人

くまてつ先生

中日・英日翻訳者。中国語母語者にマンツーマンで日本語を教えています。教えた生徒はすでに40人以上。ほとんどが日本へ留学しています。また日本語教師向けのセミナーを毎月2回開催しています。

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